いしかわインプラントセンターは安全なインプラント治療のために、CTはもちろん内科検診、血液検査など患者様の全身の状態を把握して手術を致します。
インプラントの失敗にはさまざまなケースがありますが、患者様ご自身に原因があるケース(メンテナンス不足など)だけでなく、治療が原因となっているケースも少なくありません。
そうなると、「歯科選びに問題があった」と言わざるを得ないのですが、インプラントで失敗が起こる原因を知った上で、そうならないための歯科選びを慎重に行うことが大切でしょう。
「インプラントが歯槽骨と結合せずに抜け落ちる」という失敗も起こっています。脱落はなくても、「グラグラして噛めない」というケースもこれと同様で、オッセオインテグレーション(インプラントと骨の結合)が得られていません。
インプラントの高い機能性は、オッセオインテグレーションにより得られますから、脱落・グラつきがあるならば、明らかな失敗です。再治療が必要になります。
インプラントは埋入する位置はもちろん、角度や深さが適切でなければ、骨と強固な結合を得られない場合があります。
CT撮影により多くの情報を得て、精密な診断が必要になります。
インプラントが歯槽骨を貫通し、固定を得られないケースもあります。この場合も、十分な検査が行われなかったことが要因となっているケースが多いです。
CT撮影を行わず、パノラマレントゲンのみでは、正確な骨の形状や厚みなどが把握できないのです。
インプラント手術では、歯槽骨にドリルで穴を開けます。このドリリングの際に、摩擦熱によって骨にダメージが加わると、インプラントとの結合がうまく得られなくなってしまいます。
骨の質・硬さを把握したうえでドリリングを行わなければなりません。これも、CTにより予測が可能です。
インプラントは外科手術が必要ですから、痛みや腫れなどの症状が出るのは珍しいことではありません。しかし、症状が長く続く場合には、何らかの原因があると言えるでしょう。
自然に消えることのない症状の原因には、次のようなものがあります。
インプラントにより神経を損傷してしまうと、しびれや麻痺などの症状が起こります。神経を切断してしまっている場合には、神経治療を行わなければ、症状は残ります。
術前診断が十分に行われ、経験を積んだ医師ならば、このような失敗が起こることはありません。
衛生管理が徹底されていなければ、インプラントが細菌に感染してしまうこともあります。手術室の設置や使用する器具の滅菌・ディスポーザブル(使い捨て)など、医院の衛生管理が大きく影響します。
失敗が起こる原因をみると、多くの原因はCT撮影などの術前検査や適切な診断、精巧な治療計画、そして、医師の技術や経験が必要になるでしょう。
特にCT撮影は、今やインプラントには欠かせない検査の一つとなっていますが、インプラント治療を行う医院全てにCTが設置されているわけではありません。
治療成功のためには、医院の設備、衛生管理、そして症例数・成功率を確認したうえで、歯科医院を選ぶ必要があるでしょう。
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